9月26日(日)、56回目の洞爺丸連絡船沈没事故の慰霊法要が行われました。函館市大森町の慰霊堂と北斗市七重浜の慰霊碑前でそれぞれ慰霊法要が行われ、参列者は亡くなった多くの方の冥福を祈りました。
写真1:洞爺丸連絡船の模型
13時からは函館大妻高校にて、法要食事会が行われました。がごめを愛する料理人である秋保栄先生は、洞爺丸連絡船の生存者です。洞爺丸で振る舞われた料理を再現、大妻高校食物栄養学科の生徒に伝授しました。当日は招待客に再現した料理が振る舞われ、連絡船や亡くなった方の想いを感じながら食事をしました。
写真2:函館大妻高校カフェテリアでの法要食事会
写真3:メインディッシュはエビフライの他にポークカツレツやビーフステーキなどを選択
食事の後、秋保先生による体験講演会が行われました。事故当日、常勤シェフに代わってたまたま乗船した秋保先生は沈没事故に遭ったそうです。「船員が持っていた懐中電灯の光を目印に、必死に外へ飛び出した。あの光が無ければ私は今、こうしてみなさんの目の前でお話していないでしょう」と、時に涙をこらえながらお話されていました。
写真4:沈没事故を伝える当時の新聞
写真5:慰霊法要には多くの報道陣も駆けつけました
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