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10.沖縄・中国と昆布

昆布は琉球であった沖縄に1800年前後に大量に運ばれました。1788年頃、薩摩の黒糖を大坂で昆布に換え、昆布を琉球で唐物に換え、唐物を長崎・北陸で金に換える商法が始まっていました。琉球から大量の昆布が現在の中国福健省に輸出されました。



当時の琉球那覇には昆布座という薩摩藩の昆布取引所が設けられ、同様の施設の油座・砂糖座よりも広大な面積を占めていました。この昆布座は「在番奉行所」 と共に薩摩藩の琉球支配の心臓部であったといいます。昆布のとれない沖縄には現在も昆布を煮て食べる風習があります。これは中国大陸における食べ方で、現 在の台湾でも同じ食べ方が残っています。

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