1.海草と海藻
海草と海藻、呼び方は同じですが違う植物なのです。海草とは、海中に生える顕花植物(種子植物)のこと。地上の種子植物同様、花を咲かせて実を結び、種子によって繁殖します。これに対して海藻は海に生える藻類の総称です。花は咲かず、胞子によって子孫を増やします。海藻の多くは食用とされ、昆布もこの海藻に含まれます。海藻は色により藍藻類・珪藻類・緑藻類・褐藻類・紅藻類などの種類に分別され、昆布は褐藻類に 属します。 ただし色の違いは、海藻の生える場所の水深、つまり太陽の光が届く量に左右され、浅瀬は緑色、深い場所は褐色、もっとも光の届きにくい場所では紅色となり ます。昆布の属す褐藻類には、お馴染みのわかめ、ひじき、もずく、めかぶなど今注目の優等生食品の材料となる海藻がひしめきます。アオノリは緑藻類、フノ リやアマノリは紅藻類に属します。
出典
ヤマトタカハシ昆布館 ミュージアム・サイエンス内展示資料
昆布の知識 |
2.昆布の種類 |